みなさん、こんにちは!現在小1発達グレー児を育てるママ・ジュラ美(@yuchhaaaa)です
未就園児のお子さんを持つママさん・パパさんは、どのような基準で園を選びますか?
働いているご家庭も含めて、保育園や子ども園、幼稚園など、色々な選択肢があるかと思いますが、私は子どもが3歳になったら働こうと決めていたので、預かり保育のある幼稚園に入れようと考えていました。
希望する幼稚園は年少の1個下の満3歳児クラスもあったので、3歳の誕生日が来たら入園したのですがお友達とのトラブルが多発し、年少に上がるタイミングで他の幼稚園へ転園することに…。
今振り返ってみても、この時期が私たち夫婦にとっても、かなり辛く、悩む日々だったなあ~
今回の記事では、今だからこそ冷静に話せること、長男が3歳で入園した私立幼稚園での経験について綴っていきたいと思います。
わたしの中で一番大きかったのは、ここの部分。
平日の預かり保育はもちろん、夏休みや冬休みなどの長期休みにも保育を実施していることに魅力を感じていたのです。
未就園児のうちは自宅保育でゆっくりと子どもの成長を見守り、入園した段階でゆるく働けたら良いなあ~
この時にはまだ下の子が1歳だったけど、次男も入園したらメリハリを持って働きたいという願望がありました。
わたしたちが良いなあと思っていた幼稚園には、年少クラスの1つ下である『満3歳児クラス』というものがあったんです。
満3歳の「満」とは、2歳の子どもが3歳になった誕生日を迎えた場合に、その日以降に幼稚園に入園することが可能であることを意味します。
https://kidsna-connect.com/site/column/hoiku_workstyle/5168
正直なところ、長男が2歳・次男が0歳の頃はとにかく大変で、未就園児2人を家庭保育することに少し参っていました…
特に長男には発達の遅れがあり、発語もあまりなかったので、まともに対話が出来るのは夫のみ。
会話の仕方を忘れかけていました(笑)
もちろん可愛くて大好き!な子ども達ですが、しんどさのあまり、心のどこかで長男の入園が待ち遠しくなっていたんです。
そんな中で、
3歳の誕生日を迎えた段階で入園できる幼稚園があるんだ!
と知り、こちらの幼稚園に魅力を感じました。
園内には、公文や体操教室、ピアノや英語といった習い事が併設されていたんです。
勝手なイメージですが、幼稚園に上がると習い事なんかも視野に入れていくかな~なんて漠然と思っていたので、幼稚園内にあるなら気軽に行けそう(お得でもある)だと感じました。
今思えば、発語があまりなく多動も激しかった段階で、深く考えずに幼稚園に入れてしまったのは無謀だったと思っています。
プレ体験の時も未就園児の段階で、みんな椅子に座っている!と衝撃を受けました。
この時に、幼稚園の先生からは
ゆっくりで大丈夫ですよ!今できなくても、入園したらできるようになりますから
と言っていただけたし、私も深く考えていなかったのですが、いざ入園してみるとやっぱり目立つのは我が子。
教室や廊下を走り回ったり、教室のドアを開けたり閉めたりして遊んでいたようです。
他のみんなが当たり前に出来ていることが、我が子にはできないんだな
とショックを受けました。
長男は3歳まで発語がなかったものの、こちらが言うことはきちんと理解できているように感じていました。
問題は、言葉が出ないということが本人にとってもどかしく感じているということです。
その結果、周囲にいるお友達に手が出てしまうこともありました。
また感覚統合の問題なのか、体の使い方もぎこちなく、周囲との距離感が掴めないので、お友達とぶつかったり、お友達を押したりといった行動が見られるようになったのです。
何かトラブルがあると、幼稚園からすぐ連絡が入ります。
今日、(長男)君がお友達を押してしまったようで…
申し訳ありません…
今日は(長男)君がお友達を叩いちゃったみたいで…
本当にすみませんでした…
こんな感じで何度も連絡が入るうちに、電話が鳴るのがこわくて仕方がなくなりました。
もちろん、お友達を傷つけてしまったことはとても申し訳ない気持ちに…。
ただ先生からも『あまりその場を見れていないのですが…』と言われることが多く、その時の具体的な状況について教えていただくことがなかったので、親である私自身もどうしたら良いのか改善策も分からないといった状況でした。
これは先生の人員の問題もあるのかなと思いますが、子ども達の割合に対して先生の数が少なく、すべての子ども達を把握するのが難しかったのかなと感じています。
また、幼稚園へ迎えに行くと、先生からは決まって
今日もお友達を押しちゃったみたいで…ドアを開けたり閉めたりで、お友達が危ない思いをしています
と、マイナスの報告を受けることが多くありました。
ここでも『すみませんでした…』と謝り
息子の良いところはないのかな…
なんて悲しい気持ちになったことを覚えています。
何度か幼稚園で手が出てしまうことがあったのですが、お友達が怪我をしたと聞いた時には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
もちろん、その後親御さんへ連絡を取り、直接お家へ行って謝罪をしたのです。
お友達のパパさんもその場にいましたが、目線も合わせることなく、最後まで反応していただけませんでした。
このまま園にいたら、他のお友達や親御さんにも迷惑がかかっちゃうし、本人にとっても良くないかも。
この子がのびのびと過ごすことが出来る環境を探してあげないと…
この出来事をきっかけに、市の発達相談へ出向いて転園を考えるようになりました。
幼稚園へ迎えに行くと、まだ遊び足りないようで、そのまま園庭に残って時間になるまで遊ぶことが多くありました。
そうなると、必然的に他のママさんとも顔を合わせてしまうのですが
ママさん同士の間で長男のことが話題に挙がっているんじゃないか…
と当時はいつもびくびくしていたように思います。
この時も、多動で言葉が出ない息子からは目が離せず、どうにか他のお友達に危害を加えないようにガードするというのが私の役目になっていました。
そんな中で、幼稚園でトラブルがあったお友達のママさんを探し、謝罪もする。
なんだか、とても心が苦しくなっていきました。
とにかく転園前の幼稚園では、謝ってばかりだったように思います。
そして息子のできないことばかりに目が向き、他のお友達と比べる日々でした。
しかし、その後転園することになった、インクルーシブ保育を実践する幼稚園との出会いが、私たち夫婦と長男を救ってくれたのです。
子どもの特性を見極めて、幼稚園選びは慎重に行わなければならないなと感じた経験でした。
皆さんも、お子さんに合った園選びができることを願っています