【発達グレー長男】インクルーシブ保育を実践する幼稚園に転園した経験

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じゅらみ
じゅらみ

みなさん、こんにちは!現在小1発達グレー児を育てるママ・ジュラ美(@yuchhaaaa)です

みなさんは、お子様が通うことになる保育園や幼稚園を選ぶ上で、大切にしているポイントは何ですか?

わたしはもともと『子どもが3歳になったら働きたい!』という思いがあったので、長男が満3歳になった段階で預かり保育のある幼稚園に入園しました。

が、長男には発達の遅れがあり、集団生活やお友達とのコミュニケーションが上手く行かず、市の発達相談へ駆け込むことに。

すると相談員の先生から、インクルーシブ保育を積極的に取り入れている幼稚園を勧められました。

長男は年少から年長まで3年間・次男は現在も通園中ですが、この幼稚園と出会ってわたしたち夫婦や子どもの心が救われたと言っても過言ではありません。

今回の記事では、インクルーシブ保育を実践する幼稚園に在園して良かったことをお話していきたいと思います。

そもそもインクルーシブ保育ってなに?

冒頭で何度か『インクルーシブ』という言葉を出していますが、あまり聞き慣れない言葉じゃないでしょうか。

わたし自身も長男がこちらの幼稚園に入園するまで、知りませんでした。

インクルーシブ保育とは、子どもの年齢・国籍・障害の有無などの違いをすべて受け入れる教育法のことです。

https://hoiku.mynavi.jp/contents/hoikurashi/childminder/knowledge/9279/#:~:text=

上記にあるように、国籍や障がいの有無などは関係ありません。

配慮が必要な子どもには適切な支援が受けられるように、お互いがお互いを認め合って同じ環境で過ごすことを目標としています。

これは発達に遅れがある子や体が不自由な子だけが特別というわけではなく、全ての子ども達にはそれぞれ異なる個性や特性を持っていて、1人1人得意なことや苦手なことも違うということ。

色々とインクルーシブについて調べていくうちに、私自身も

ジュラ美
ジュラ美

その子1人1人にスポットを当てながら、それぞれに合った発達支援をしていくということが『インクルーシブ保育』なんだ!

と理解を深めることができました。

インクルーシブ保育を実践する幼稚園との出会い

こちらの幼稚園に出会う前は、満3歳児クラスのある私立幼稚園に半年ほど通っていたんです。

ただ長男は発達の遅れからか、言葉が出ない代わりに手が出てしまう…。

体の使い方もぎこちなく、お友達とぶつかったり、お友達を押したりとトラブルになることが多くあったので、夫婦ともに毎日心をすり減らしながら不安な日々を過ごしました。

そして、ある出来事をきっかけに、市の発達相談を受けることに。

すると発達相談の先生からは、はっきりと

相談員の先生
相談員の先生

発達支援に手厚い幼稚園に移った方が良いです!それから療育に通ってみてはどうですか?

と勧められたのです。

この幼稚園こそが、インクルーシブ保育を積極的に取り入れているところでした。

転園前の幼稚園での出来事については、以下の記事に綴っています。

【転園を経験】発達グレー長男が満3歳児クラスに在園していた頃の話

発達障がいグレーゾーンである長男が転園した幼稚園の主な特徴

園庭が広く、外遊びが充実している

こちらの幼稚園では1日の中でも、お外でお友達や先生と遊んだり、思いっきり体を動かしたりという時間がたくさんとられています。

ジュラ美
ジュラ美

園児の割合に対しても、園庭がとても広く感じたのでびっくり!!

まさに、子ども達がのびのびと過ごすことができるような環境でした。

どちらかと言うと、転園前はいわゆる『勉強系の幼稚園』で、座って何かを作業したり、知育ワークなどのお勉強をする時間が多かったように思います。

どちらが良い・悪いではなく、長男にとってはこちらの環境の方が合っているのだと改めて感じました。

子ども達の個性や特性を理解し、尊重している

子ども達が自然の中で感じたことや、体験した行事の思い出などを作品に残すことがあります。

どの幼稚園や保育園でも絵を描いたり、工作をしたりといった時間があると思いますが、長男は手先が不器用なため同学年の子と比べても上手く作れませんでした。

しかし、長男を含めて子どもたちが自分の手で作ったものに、先生の手が加えられることはなく、その子それぞれの個性として受け止めてくれました。

もちろん困った時には声を掛けてくれますが、あくまで子どもの自主性を尊重してくださる姿勢が嬉しかったです。

(実は転園前の幼稚園では、作品展の為に作った子どもの作品が見事すぎて、驚いたことも!!)

小規模で異学年との交流も多くある

1学年に1クラスということで、他の園と比べてもかなり小規模だと思います。

ジュラ美
ジュラ美

他学年との交流はさかんで、外遊びの時間でも年齢差関係なく遊んでる~!

だからこそ、自然に上の学年の子は下の学年の子のお手本となり、優しい心がはぐくまれる。

下の学年の子も、上の学年の子に憧れを抱いて、良いところを真似したり近付こうとする。

学年の垣根を越えて、自然に触れ合うことができるのも、とても魅力的だと感じました。

インクルーシブ保育を実践する幼稚園へ転園して感じた唯一のデメリット

こちらの園の唯一のデメリットが、保育システムです。

転園前の幼稚園では、平日の預かり保育だったり、長期休みの保育がしっかり確保されていたのですが、こちらの幼稚園にはそのような保育がなく、働くママさんにとってはかなり悩ましい問題でした。

もともと入園したら働こうと考えていたわたし…。

転園と同時に療育も勧められて、さらに今後の働き方について悩むことになったのです。

入園後に知ったインクルーシブ保育の良さ

未就学児の段階から、多種多様な子どもがいるということが当たり前の環境で過ごすことができる

インクルーシブを実践しているとのことで、息子たちが通っている幼稚園には本当に色々な子ども達がいたんです。

長男のように発達に遅れがある子はもちろん、手や足がうまく使えない子や、耳が聞こえにくい子、外国籍の子など様々な子たちがいて、でも子どもたちにとってはそれが当たり前の環境になっているんだなあということに気付きました。

ある日のこと『ブランコに乗る位置はいつもここじゃなきゃダメ!』という男の子がいたようなのですが

先生
先生

〇〇君(次男)がのって遊んでいたけど、すぐに譲ってあげていました

と嬉しい報告が。

次男
次男

だって、泣いていたから

次男にとっては『お友達が困っていたから』という単純な理由だったのかもしれません。

ただ、幼少期のうちから多種多様な子どもたちと触れ合う中で、

発達障がいや身体障がいだけでなく、定型発達の子ども達にも1人1人に個性や特性があって、区分けされることなく

お互いを尊重する心

が自然に芽生えていくんじゃないかなと感じています。

大きくなってもこうやって、自然に手を差し伸べてあげられる子でいてほしいなと感じました。

発達支援に手厚く、周囲の各機関とも連携がばっちり

こちらの園では、インクルーシブ保育を実践していくにあたって、先生方も発達支援に関してかなり勉強されているように感じました。

先生同士の連携や伝達はもちろんなんですが、在園児が通っている療育施設の先生との面談や、就学先の小学校とのコミュニケーションもしっかり行われています。

何より安心だったのが加配制度を取り入れているということ。

「加配制度」とは、他児と同じように保育園の生活を送ることが難しい子に大人がつき、生活面や集団参加をサポートしてくれる制度のことです。

https://h-navi.jp/column/article/35028005

言葉が出ず、お友達とのトラブルになりがちな長男でしたが、加配の先生がお友達との間に入って、スムーズにやり取りができるように助けてくださいました。

もちろん、お互いが怪我をしないように、安全面も考慮しながら見守ってくださったので、転園前の幼稚園とは安心感が違います。

わたし自身、この頃は周りの目を気にして、お友達とトラブルにならないように人けを避けてきたことも…。

しかし、お友達との関わり合いの中から、本人が学ぶことが多いと知れたのは大きな収穫でした。

ジュラ美
ジュラ美

失敗することもあるかもしれないけど、何度も経験して学習する!とっても大切なことだな~

まとめ

子どもが転園するまでの私たちはずっと暗闇の中にいたようでした。

周りの目を常に気にしたり、トラブルがこわくてお友達がいるところを避けたりと、親であるわたし自身が長男の良いところを見つけてあげられてなかったのかもしれません。

子育てに対する自信なんてなく、何かあると謝ってしんどくなる日々。

そんなわたしたちが今の園に出逢えたことで、一筋の光が差した気がしました。

ありのままの長男を受け止めてくれて、子育ての悩みも共感してくれる先生がいる。

先生と親との距離も近く、送迎時には子どもの良いところを見つけて積極的にお話してくださるので、とても心が救われました。

子どもたちに対しても、だめなことは真剣な表情で伝えて、良いところはたくさん褒める。

そんな風に先生方が丁寧に関わってくださる中で、息子たちも自己肯定感が上がっていくように感じました。

改めて、インクルーシブ保育を実践している幼稚園に息子たちを入園させて、本当に良かったです。

ジュラ美
ジュラ美

皆さんも、お子様に合った保育園や幼稚園が見つかりますように…♡

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