発達障害グレーゾーンといわれる長男の特性について

ジュラ美
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こんにちは、ジュラ美です!

現在は公立小学校の通常級(通級利用)に通う1年生の長男ですが、年長児にはお医者さんから『ADHD傾向のある発達障害の疑い』という意見をいただきました。

特性の中には成長とともになくなる(弱まる)ことや、新たに出てくることもありますが、現在の長男の具体的な特性については以下の通りです。

小1現在の長男の特性

・聞くことが苦手で、一方的に話し続けてしまうことがある(同じ言葉を何度も繰り返し伝える)

・状況や出来事を文章で話すことが難しい

・勝ち負けへのこだわりがあり、独自のルールを作る世界観がある

・大きな音や声が苦手(感覚過敏) 

・見通しが持てず、急な予定変更やいつもと違うことに不安を感じる(曖昧な予定や言葉も含む)

・会話が嚙み合わない。場の空気が読めず、思ったことをそのまま口に出してしまう

・物理的距離の把握が難しいのか、人とぶつかることや転ぶことがある

・感情のコントロールが難しい場面がある

今回の記事では、医療機関で長男の発達特性について意見をいただいた時のことや、長男の特性について感じていることを綴っていきたいと思います!どうぞ、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

ADHD傾向のある『発達障害の疑い』という見立て

検査結果を聞く前は、小学校では同学年の子と同じ学習ペースで進められて、ストレスのない少人数で勉強出来る情緒支援級を希望していました。

しかし2回目の発達検査の結果や、医療機関での言語訓練・作業訓練・診察の様子、学校や家での姿をふまえて、先生からは以下の意見をいただいたのです。

先生からの意見
  • 知的の遅れはなく、ADHD傾向のある発達障害の疑いがありそう
  • 発達障害の特性は見られるものの、発達障害と断定できるものではない為『傾向』や『疑い』という言葉が添えてある。
  • ADHDという診断名や「傾向・疑い」という意見では『情緒支援級』には入れない

はっきり診断名が出なかったという安堵感とともに、周りには正確な診断名が伝えられず理解が得にくいのではないか、学校では支援が受けにくいのではないかという不安も出てきました。

また『ADHD傾向のある発達障害の疑い』では、希望していた小学校の情緒支援級には入れないということも分かり、進路についてまた悩み続けることとなります。

発達障害の種類

医療機関の先生から『ADHD傾向のある発達障害の疑い』という意見を貰い、ネットで検索していくと『発達障害グレーゾーン』という言葉があることを知りました。

発達障害のグレーゾーンは、医学的な診断名ではありません。「発達障害の特性が見られるが、診断の基準には満たない」状態の通称です。診断基準を満たさないまでも、ADHDや自閉症スペクトラムといった発達障害、学習障害の症状や特徴の一部が見られます。

https://life.litalico.jp/hattatsu/greyzone/
ジュラ美
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今は、発達障害グレーゾーンの他にも『発達凸凹』『発達ゆっくりさん』など、さまざまな呼び方が出てきていますね!

まず発達障害の中にもいくつか種類があって、大きく分類すると以下の通りになります。

LITALIKOジュニアホームページより参照

・自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害(ASD)

ADHD(注意欠如・多動症)

・学習障害

またどれか1つの枠に収まるということもなく、それぞれの特性を併せ持つこともあると言われていますが、我が子は主にADHDの特性が強いという意見でした。

そしてADHDの特徴の中にも「不注意」と「多動性および衝動性」の2種類があると言われています。

ADHDの種類

注意欠如…自分の好きなことについて考えたり取り組んだりしていると、話しかけられても気づかない、外からの刺激などですぐに気がそれてしまうなど

多動症…無意識のうちに身体が動いてしまう、感情や欲求のコントロールが苦手など

長男に当てはめると特性としては弱いものの、どちらにも当てはまる混合タイプではないかと思いました。

療育を通い続けて良かった

適切な療育を3歳から受けられたこと、子どもへの関わり方を早い段階で学べたことで、発達障害の特性が薄まり、診断名がつかなかったのかもしれないと思うと、これまで療育に力を入れてきて良かったと思いました。

わたし自身は長男が3歳の頃、療育施設で過ごすだけでなく、もっと早く専門の医療機関で言語訓練などをやった方が言葉が増えるんじゃないか…と不安に感じ、発達相談員の先生に相談したことがあります。

すると相談員の先生から、以下の言葉をかけていただきました。

相談員の先生の言葉

『今の時期には遊びの中から(療育施設で)ことばを促すように働きかけるのが良い。走り回る今の段階で、

座学での言語訓練は難しいと思うよ』

その時は相談員の先生の意図があまり理解出来なかったのですが、今回医療機関の先生からいただいた意見から、これまでに療育施設で支援員さんが長男に深くかかわってくださったこと、療育施設で学んだことをお家での接し方に活かせてきたことが長男の発達を促していたのではないかと思います。

ジュラ美
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長男の発達特性を見たうえで、ちょうど良いタイミングでの医療機関の受診を勧めてくださった相談員の先生の思いが、今だから理解できます!

聞くことが苦手で一方的に話し続けてしまうという特性ではありますが、言葉が出なかった息子が今や言葉が増えて、自分の好きなことや興味のある分野には、とめどなく話し続けることができるというところまで成長したことが、今はとても嬉しいです。

長男の特性から感じること

何か周りの子と違う違和感を胸に抱きながらも「子どもなんて皆そうだよ~」「男の子なんて言葉が遅いって言われてるしね」という何気ない言葉で安心したり逆に傷ついたりして、気持ちが不安定になることもありました。

ジュラ美
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うちの子、定型発達の子から見たら”ちょっとおかしな子”と思われてる?と謎の被害妄想が膨らみ、実際に療育に通っている子のママからは「普通に見えるのに」と言われてモヤモヤするこの気持ち、なに?(困)

また、長男が3歳の頃から感じていた「普通って何だろう」という素朴な疑問。

皆と同じように出来るということが普通なのか、皆と違うことをしたり逸れたりすることで、周りから見たらその子は普通ではないと感じてしまうのか、定型発達の次男を育てていても、発達グレーの長男とは違う大変さもあるけど、個性と特性の違いってそもそも何だろう…と深く考えてしまうことがあります。

答えはなかなか出ないけど、やっぱり一番に思うのは発達の遅れがあるないにかかわらず、兄弟それぞれの良さを認め合って自己肯定感を高めていくこと。

ママも含めて周りと比べることなく、今できることや、少しずつできるようになってきたことに目を向けたら、前よりもずっと心にゆとりを持って子育てできている気がします。

実際にこういった特性を書いていても「うちの子にもそういった面があるよ」「子どもあるあるでしょ」と言った声が聞こえてきそうですが、診断がおりるほどではなくても、定型発達の子と比べてその特性が強く出てしまうことで、本人の困り感、つまづきに繋がっていることをご理解いただけたらとてもありがたいです。

ジュラ美
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同じように、はっきりとした診断名が出なかったお子さんを持つご家族の参考になれば嬉しいです

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