こんにちは!
ADHD傾向のある小1息子を育てているジュラ美です!
皆さんの地域では、いつから就学準備が始まりますか?
発達につまづきのあるお子さんをお持ちの親御さんは、就学について特に気になりますよね。
我が家にも現在公立小学校に通う長男がいますが、発語は3歳までほとんどなく、未就学時の3年間療育に通い続けてきました。
そして卒園後の就学先についてたくさん悩みに悩んで、わたし一気に老けました(笑)
年長時の春から本格的に就学準備が始まったのですが、最終的に『通常級に所属しながら、通級指導教室を利用する』という進路先に落ち着いてホッとしているところです。
が、子どもの特性や診断によって入れるクラスが決まっていたので、進める就学先はとても複雑だと感じました。
我が家の一例ではありますが、お子さんの進路を決める際に少しでも参考になれば嬉しいです!
発達障がいグレーゾーンといわれる長男ですが、年長春の時点では、以下の4つが就学先候補となっていました。
- 通常級(通級指導教室利用なし)
- 通常級(通級指導教室利用あり)
- 知的障がい特別支援学級…知的の遅れがあると言われた場合
- 自閉症・情緒障がい特別支援学級…自閉症や情緒障がいがあると言われた場合
長男の主な特性については、以下の記事で詳しく記載していますので、こちらも合わせてどうぞ♡
ちょっとお堅い話になってしまいますが…特別支援教育という言葉は聞いたことがありますか?
これは障がいや発達につまづきがあるなど、配慮が必要な子どもたちに対して、適切な支援が受けられるような教育のことです。
そして発達に遅れがある子は、卒園後にどのような進路があるのか。
それは大きく分けて2つあり、小学校と特別支援学校に分けることが出来ます。
我が子で当てはめると、障がいの程度は軽度かなと考えていたので、今回は下記の図で示されている『小学校』というくくりで説明していきますね。
小学校の中で受けられる支援は、主に『特別支援学級』と『通級指導教室』の2つです。
特別支援学級は、1クラスに8人と定員が決められていて、少人数の手厚い支援が受けられるクラスのことです。
私たちの地域では、希望者が8人以上となっても抽選やくじ引きなんてこともなく、さらにクラスを増やして希望する子がみな支援級に入れるようになっていました。
特別支援学級と聞くと難しく聞こえてしまうけど、皆さんの子どもの頃を思い出してみてください。
普段は別のクラスで過ごしているけれど、たまに通常級へ来て一緒にグループ活動したり、勉強したりして過ごしていた子はいませんでしたか?
その子たちはきっと特別な配慮が必要で、特別支援学級に在籍していたのかもしれません。
学校によっても、支援学級の名前は異なると思いますが、長男が通う小学校では花の名前が使われていますよ。
私が小学生の頃(←いつの話?笑)は『なかよし』という名前の支援学級が設置されていたよ。
でも特別支援学級って1クラスしかなかった気がする…
今は子どもの特性や診断によって以下の2つのクラスに分けられているみたいなので、発達障がいへの理解が深まってきているのかなと嬉しくなりました。
- 『知的障がい特別学級』
…各教科の内容を下学年のものに替えたり、合わせて指導するなど、個々に応じた特別な教育課程で進める。 - 『自閉症・情緒障がい特別支援学級』
…基本的には該当学年の教育課程を進めていく。
と同時に、発達障がいに悩む親御さんも増えてきて、ニーズが広がっていることを考えると少し複雑な気持ちです。
そして特別支援学級は、必ずしも校区の学校に設置されているとは限らないので注意が必要です!
が、今までは設置されていなくても、申請で設置が叶うこともあるのです。
現に長男が通う校区の小学校では、今年度から初めて情緒支援学級が新設されました!!
最終的に選択肢から外れていたけれど、必要な子に必要な支援が受けられるので本当に良かった!
通級指導教室(通級)とは、通常学級に在籍しながら、週に数時間特別な指導を実施するというものです。
また通級も、校区の学校に設置されているところもあれば、校区外に行って支援の時間だけ抜けるということもあるようでした。
校区外となれば、必然的に親の送迎は欠かせなくなってくるのでは…(汗)
しかし我が家の場合でいうと、こちらも運良く、長男が利用する通級が校区内の教室に設置されていたので、とてもありがたかったです。
いつも決められた時間に、自分で通級の教室へ行ってお勉強するよ!
とっても楽しい♡
通級でどんなことをするのか、通級を利用しての感想など、また別記事にてお伝えしたいと思います♡
就学先を考える上で、わたしたち親が一番大切にしていたことは『子どもにとって一番居心地の良い環境を選択すること』『まだ年長時では子どもの希望を聞くことができないので、子どもに合ったクラスを見極めること』でした。
ただ前提として、クラスごとに入れる条件が決まっているので、子どもの特性や親の希望が条件に沿う形になるかどうかということ。
その中で長男が選択できるクラスは、以下の3つとなりました。
通常級に入っても個別の支援計画は立てて貰えるし、通常級にはラーニングサポーターや特別支援コーディネーターという方が見て回っているとのこと。
でも支援は全学年対象となるので、1人に付きっ切りでサポートできるわけではなく、わたしたちの地域では、大きい学校でも4人ほどの配置となるという話だったので、支援学級のようには手厚くありません(汗)
通級では週に1時間など、個別支援の時間が確保されているとのことだったので、保険というか支援があるだけでありがたいなあという気持ちもあります。
ただその時間以外は、1クラス30人ほどの子ども達がいる中で過ごすことになるので、通常級でやっていけるのか少し不安に感じていました。
校区内に設置されている『知的障がい特別支援学級』に入れることができます。
『自閉症・情緒障がい特別支援学級』に入れることができます。
しかし長男が年長時には、校区内にこのクラスが設置されていなかったので、以下の2点が進める進路となりました。
メリット
- 確実に希望している情緒級に入ることができる
- 1年ごとの更新なので、次年度希望して校区内に情緒級が新設されれば転校可能
デメリット
- 校区外なので、親の送迎となる
- 3年生になると、次男が1年生になるので、別々の学校へ通うことになるかも
- 校区の学校は近所なので、幼稚園から一緒だったお友達と別々になってしまう
- 同時に校区内の設置を希望する事はできないので、万が一他の誰かが申請していたとして、設置が叶っても1年間は校区の学校へ移動することはできない
メリット
- 新設された場合、校区内の情緒支援級に通うことができる
- 兄弟で同じ学校に通える
- 歩いていける距離なので、万が一ぐずって送迎となっても負担が少ない
※基本は集団登下校
デメリット
- 必ずしも、新設されるかどうかは分からない
- 新設されなかった場合、1年間は通常級に入ることになる
- 設置されなかったからといって、後から通級を利用したいと申し出ることはできない
校区の学校には通わせたい!という気持ちがありながらも、情緒支援級を希望して設置されなかったら通級などの支援も受けられないデメリットがある…
支援学級と通級は支援内容が異なるので、併用することもできないのです…
新設されるかどうかは新年度が近くなるまで分からないので、運任せ・願掛けみたい(焦)
我が家には2歳下の弟がいます。
2学年差なので『校区外になったとしても、2年の間は手厚く見て貰った方が良いかな』
『設置されなくても弟が入学する2年後には長男も成長しているし、転校すれば良いかな』とも考えました。
が、次男はよく気が付き、周りをよく見ている敏感な子。
今後抱くであろう『何で他の子と違う学校なの?』という疑問に対して、今の自分には上手く説明する自信がありませんでした。
これは校区内の支援級に入れたとしても、次男の心のケアについて考える必要があると思っています。
年長時の春頃は、今回お話した4つを主な就学先の選択肢として挙げましたが、この後に発達検査の結果を聞いたり、お医者さんからの意見を受ける中で、さらに就学先の選択肢を絞ることが出来ました。
専門機関を受診して客観的な意見を聞くことも、就学先を決める上で大切な参考材料になりますね。
そして親の希望とお医者さんの意見、教育委員会で決められたクラスが全て沿う形になれば一番良いけれど、この点については我が家でかなり悩まされたところです(泣)
就学先を決める上で親としての葛藤があったので、別記事にて書きたいと思います
地域や校区の学校によっても違いがあると思うので、早めに情報収集して、皆さんにとってベストな就学先が見つかりますように。